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精神分析とは何か-心の深層(1) [精神分析とは何か]

【心の深層(1)】

人間の精神は大海に浮かぶ氷山にたとえられる。

氷山では、海面に姿を出している部分の下に水中にかくれている
巨大な部分がある。

これと同様に、人間精神の場合にも、意識されているものの
背後に無意識の世界があるというのである。

われわれは、日常、自分で考えたり、行動したりしていることを、
自分で感じている。

自分でわかっている。

この状態を意識と呼ぶが、長い間精神とは、
意識と同じものだと考えられていた。

<無意識の精神>などということは
<丸い四角>というようなものだと考えられていた。

ところが、前世紀の終わりごろから、意識していない精神活動の
存在を認めなくてはならぬ事実が、つぎつぎに明らかになってきた。

第一はヒステリー(ヒステリー反応)のような神経症である。

過程がおもしろくなく、どうしても夫と別れたい夫人があって。

しかし、戦前の華族の家庭のこととて、周囲は世間体を考えて
離婚させなかった。

ついに彼女は激しい頭痛を訴え、立てなくなり、
歩くこともできなくなった。
ひっきりなしに食べたものを吐いた。
彼女はその後、自分の望み通りに離婚することができたが、
以後、以前の症状は完全に治ってしまった。

女性は、意識して、こんな症状を起こしたのではなかった。

仮病を使ったわけではなかった。

ただ、心の中には、病気になって離婚したいという願望が
かくされていたと考えられるし、これらの症状は、意識していないのに、
心の内部でつくられたものと推測される。

第二は、二重人格、または人格交代の場合である。

Aとういう人間は世界のうちに一人しかいないし、
その独自の性質、すなわちパーソナリティー(人格)をもっている。

ところが、このAのパーソナリティーが突然Bという別の
パーソナリティーに転換するということがある。

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